教えてドクター! | オリーブオイルソムリエ&マスターオーガニックコーディネーターの「ビオイッシモ」

教えてドクター!

このコーナーは皆さまからご質問を多く頂いた項目について今のところ不定期ですが、産婦人科の先生にコメントを頂くコーナーです。ご登場頂くのは東京・吉祥寺で不妊治療のクリニックを開業していらっしゃる臼田三郎先生です。



うすだレディースクリニック
院長 医学博士
臼田三郎

経歴
1988年 慶應義塾志木高等学校卒業、95年東京医科大学卒業、
1999年 東京医科大学大学院修了、同産婦人科講座助手。
2001年 聖ヨハネ会総合病院桜町病院医長。
2003年 杉山レディスクリニック勤務をへて、06年開業。
東京医科大学産科婦人科学講座兼任講師。
日本産科婦人科内視鏡学会技術認定医。医学博士。
日本生殖医学会生殖医療専門医

うすだレディースクリニック
http://www.usuda-clinic.com/
うすだレディースクリニックは、不妊治療機関としての高い専門性と思春期からの女性のトータルケアをサポートするホームドクターとしての役割を兼ね備えた施設です。患者さんお一人お一人の目線に合わせたきめ細かい説明を心がけ、個々のご理解のうえでの治療決定を重視したクリニックを目指しております。


Q1.ハーブティーやオルゾ(大麦飲料)は妊婦・育児中のお母さんのカラダにどうして優しいのですか?

妊婦さんはまめな水分補給が必要ですからコーヒーやお茶に含まれているカフェインを気にせずに安心して手軽に飲めるノンカフェインである点が良いですね。
もちろん赤ちゃんにとっても安全ですので授乳中のお母さんも安心して飲むことができます。また、妊婦さんには便秘で苦しんでいらっしゃる方も多いと思います。オルゾには食物繊維が多く含まれていますので水分補給をすることでその対策にもなります。
ホット・コールドの両方の飲み方ができたり、お好みでミルクを入れたり、飽きがこないのも良いですね。

Q2.妊娠中の塩分・糖分の取り方はどのように気を付けたら良いですか?

妊婦さんの塩分・糖分の取り過ぎは「妊娠高血圧症候群(かつては妊娠中毒症と呼ばれていました)」や「妊娠糖尿病」を引き起こします。
「妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)」は一般的に経産婦より初産婦に多く見られると言われています。
塩分・糖分の取り過ぎは胎児に重篤な影響を及ぼす可能性があるため、食生活については分娩までは主治医と相談しながら、その厳しい管理のもと制限内での摂取が必要です。
塩分については基本的には日々のコントロールが重要なのですが、オルゾ(大麦飲料)には過剰な塩分の排出を促すカリウムが多く含まれていますのでうまく活用してみて下さい。

Q3.妊娠中にパーマや染髪をしても良いですか?

パーマ液が胎児に悪影響を与えるというはっきりとしたデータに基づくことは言えませんが、基本的には大きな問題は無いかと思われます。つわりが無く、出掛けられる状態であっても体調が変わりやすい初期は避け、中期になったらパーマをかけると良いでしょう。
ただ、パーマをかける際は基本的に同じ態勢で長時間、椅子に座り続けないといけないのでむしろそちらの方が心配ですね。できれば事前に、美容師さんに休憩しながらやってもらえないかよく相談してから取り掛かると良いです。染髪についてもパーマ液同様、どう影響があるのかはグレーです。どうしてもという場合にはやはり中期以降が望ましいでしょう。

Q4.便秘にならないようにするにはどのように食に気を付けたら 良いでしょうか?

便秘で苦しんでいらしゃる妊婦さんには厳しい話なのですが、妊娠中の便秘は妊娠に伴うカラダの変化により起きるもので妊婦さんの宿命とも言えます。便秘薬に頼らないで少しでも便秘を緩和できれば良いと考えます。そもそもなぜ、妊婦さんは便秘になりやすいのでしょうか?

妊娠時に起きる便秘は通常時の便秘とは異なる背景があります。まず1つ目は赤ちゃんや子宮が大きくなって来ると大腸を圧迫します。そのため、便を出すための大腸の運動が鈍くなり、排便が遅くなり、便秘になるというもの。2つ目は妊娠すると出てくるホルモンの影響で胃や腸にある食物を送り出すための平滑筋の収縮機能が弱くなります。すると消化器官の働きが鈍り便秘になるというものです。便秘が続くと妊婦さんは痔に発展することもあります。また、ガスがお腹に溜まり苦しくなるので早めの予防を心がけたいところです。では便秘を緩和するにはどうしたら良いでしょうか?

繊維質の多いものを摂ることは皆さんよくご存知と思います。繊維質には水溶性と不溶性がありどちらも繊維質なのですが、芋類や根菜類は不溶性なので摂り過ぎるとガスが溜まり、お腹が苦しくなりがちなので要注意です。水溶性、不溶性の繊維質はオルゾの原料である大麦にもバランス良く含まれているので水分補給をすることにより効果的に摂取できます。もう一つ最近、よく言われるのがオレイン酸の摂取です。オレイン酸が腸を刺激してぜんどう運動(食べた物が便に変化しながら大腸へ押し出されて行く動き)を活発にさせ、便通を促進するものです。ですのでオレイン酸が入っている食品を摂るのが良いと思われます。そのような食品の代表がオリーブオイルです。但し、個人差はあるかと思いますが、摂り方としてある程度の量(大さじ1杯)をジュース等に混ぜて毎日摂ると便が出やすくなると言われています。


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