カテゴリー別アーカイブ: 2014年夏イタリア訪問

【2014年夏イタリア訪問7】国内オリーブオイル生産第1位プーリアのホテルで謎の訪問者に超ビビる


 

 

お盆ですが、西日本を中心に台風が猛威を振るっていますね。
早く弱まって欲しいです・・・
さて訪問記の7回目、いよいよ最終回です。今更ですが、第5回、第6回とプーリア州での出来事を書きましたが、そもそもなぜプーリア州のオリーブ農園に行ったのかと、宿泊した個性的なホテルについて書いてみたいと思います。

 

そもそもなぜプーリア州のオリーブ農園なのか?

まず下の表を見て下さい。
イタリアのオリーブオイルはイタリアのどこでも作れるわけではなく、気候の関係で北部よりも南部が圧倒的に生産が多いようで、2010年度の生産量ベースでイタリア南部(6州:Campania,Puglia,Basilicata,Calabria,Sicilia,Sardegna)にて約8割という圧倒的な生産量を誇っています。特にPuglia州では約3割とイタリアで最も多い生産量です。前半に訪問したトスカーナ州も農業が盛んですが、キャンティーで有名なワイン生産が有名でオリーブについては実はわずか4%なのです。ということでオリーブ生産量がイタリア一のプーリア州を訪問することにしたのです。

オリーブオイルの生産(2007年~2010年)

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※オリーブオイルタイムスより
単位はトン、数字の.(ピリオド)は,(カンマ)を表す。

出典:オリーブオイルタイムスがInstitute for Services to the Agricultural and Food Market (ISMEA):イタリアの農業と食品市場に関する機関のデータなどを使って算出

 

 

個性的な外観のホテルに期待感高まる

プーリアで宿泊したホテルは世界遺産登録地区から少し離れたところにあるトゥルッリと呼ばれる白い壁に円錐型の屋根の一見、変わった建物です。部屋は離れになっているタイプで実に個性的なホテルで農園の方がトゥルッリを見せたくてわざわざ探して予約して下さいました。
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Wikipediaによれば;

南イタリアのプッリャ州の町アルベロベッロにある2つの地区(アイア・ピッコラ地区とモンティ地区)が世界遺産登録地区となっており、両地区に合わせて1500軒あまりのトゥルッリがある。白壁に円錐形の石積み屋根を載せた「トゥルッロ」(複数形が「トゥルッリ」)が多数集まった景観を有する。アルベロベッロのトゥルッリは、開拓農民によって16世紀の半ばからの約100年間に建設された。トゥルッリは、かつてこの地方で広く見られたが、アルベロベッロには多数のトゥルッリが現存して市街を形成し、住居や店舗として実用されており、貴重な景観を維持している。

そういえば中世初期(10世紀頃)に作られた、全体の壁が石灰で白く塗られている白い家が建つオストゥーニという街(丘)も車窓から見ることができました。

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それにしてもギリシアの島々の建物に似ているなと・・・。

 

 

ホテルオーナーの個性が強過ぎて警戒モードに入る

ホテルには夕食前に農園の方が送って下さりました。
このホテルは車じゃないと辿りつけない場所で車で入る大きな門には鍵も掛かっています。門から緩やかな坂道を登るとホテルがあります。志茂田景樹氏、元巨人軍の清原選手に似た2人が共同オーナーとして運営していて肩に白いオウム(!!)を載せてお出迎えです。清原氏は心優しき日本贔屓の方で自分は少林寺をやってて来年日本に遊びに行く予定だとおっしゃっていました。志茂田氏の方はイタリア語しか話せないらしく、イタリア人の接客以外は清原氏に任せているようでした。ただ、リゾートホテルなのでこのホテルにはオイルマッサージもあるようで「今度はゆっくり来なさいよ~その時はオイル塗ってあげる!!」とのこと・・・(苦笑)ちなみにオイルはオリーブオイルなのか?みたいな積極的な質問は敢えてしてません。

2時間後、突然誰かが「ドン、ドン、ドン」とドアを叩く音。

「ダメダメ!!ホント無理だから、絶対無理・・・」と思いっきり日本語で焦る。っていうかいったい何が無理なのか・・・完全に寝ぼけてます(笑)

どうやら知らないうちにそのままベッドで寝てしまい、農園の方が迎えに来て下さったようで、私はオイル塗ってあげる云々の件で完全にビビっていたのでした。

今回の出張では中部、南部と訪問しましたが、エリアによって雰囲気が全く違うのが面白いですねイタリアは。私は特に南のユルーイ雰囲気がすごく良かったです。そしてとにかく曇ひとつないキレイな青空が印象的でした!!

 

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【2014年夏イタリア訪問6】有機栽培のオリーブ農園が通常品も作っているワケ


 

 

違うエントリーが幾つか入ってしまいましたが、訪問記上ではまだプーリア州にいます!!前回はプーリア州の農園を訪問してテイスティング後にランチした話まででした。ランチ後に訪問した40ha(2箇所に分かれていて合わせた面積)の広大なオリーブ農園は恒例の東京ドームに換算(4.7ha)すると約8個分。オリーブ木の本数にして実に13,000本!!ググってみたら東京ドームで換算するのが分かりにくいという声が多数あったのでタイトルにするのやめました。青空が広がるオリーブ農園を空の見えない東京ドームで換算するミスマッチが笑えます。

 

整然と植えられているオリーブ

見せて頂いたオリーブはレッチーノ、コラティナ、カロレアというイタリアでもメジャーな品種でそれらが、エリア毎に1直線に整然と植えられています。地面には散水設備まであって週に1回散水をしているそうで丁寧に生産している様子が伺えます。ここに来る前に訪問したトスカーナとは違ってオリーブの木がデカイ!!そういえばトスカーナでは特に水撒きはしないで雨だけだと言ってました。

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イタリアの年間降雨量を調べてみたらトスカーナ州(下記地図のITALY文字のI周辺)が750~1,250mmなのに対し、プーリア州(下記地図のかかとのあたり)の方は500~750mmと降雨量が少ないようですね。だから強制的に水を撒く必要があるのか・・・

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※WORLD TRADE PRESS Best Country Reportsより

 

オーガニックとそうでないものを厳密に区別する

この農園の敷地に足を踏み入れてなるほどと思ったことがあります。このオリーブ農園ではオーガニック栽培と通常栽培の2種類のオリーブを生産していると聞いていたので有機栽培に熱心なのに何故なのか聞いてみました。その理由は「隣の畑(下の画像で右側の金網の向こう側。と言ってもかなり広い)ではオーガニックではない作物を栽培しているからその土地に接している自社農園の一部分で栽培したオリーブは通常品として扱っている。」のことでした。

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実は日本で取り決められている有機JASの規定でも同じで例えば農園の隣がゴルフ場で農薬散布をたまにしていたりしたら農薬が飛来する可能性があるので緩衝地帯を設けていたりするのです。日本もイタリアも国土がそんなに大きくなく、南北に山脈が通っていて平地が少ない土地なので隣からの飛来物は気にする必要があるという感覚は同じです。

 

搾り汁をそのままボトリングするからこそオーガニックに意味がある

潰す前に機械で洗浄はするもののオリーブを種ごとそのままプレスして濾過して搾り汁を瓶詰めするのでオリーブオイルにおいてオリーブの実がオーガニックであることは特に意味があるように思います。但し、間違ってはいけないのはオーガニックということと、オリーブ品質が良く、酸化もせず良い味であるということは別物だということです。オーガニックは農薬を使っていない(厳密に言うとJASでは予め取り決められた農薬はやむを得ない場合に限り使用可能)という意味だけでオリーブオイルの品質自体を保証しているものではないのです。全部チェックしたわけではないのですが、中には有機認証は取得済なのに味が悪い(好き嫌いの意味での美味しさでなく明らかに品質劣化しているという意味。)ものも中にはあるでしょうね。

 

★ところで緊急告知です。

輸入元の取り扱い中止に伴い、イタリア・アキレア社のオーガニックオレンジジュース1L800円(税抜)→400円(税抜)50%OFFでご提供します。8本と残り少ないのでもし宜しければお早めに・・・

 

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【2014年夏イタリア訪問 番外編】オーガニックスーパーに満足の矢先、ローマ地下鉄にスリが!!


 

 

まだ【2014年夏イタリア訪問】は続くのですが、今日は番外編です。観光地ローマでは地下鉄に乗ってイタリアでも有名なオーガニックスーパー「naturaSi」に行き、オーガニックのビスコッティー、クッキー、グミなどを買いました。日本未発売、お手頃価格、見映えもするイタリア産オーガニックがたくさんあるのでおみやげにホント最適です!!下の画像はお茶、ハーブティー、ミューズリーの棚です。

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ところでイタリアで(イタリアに限らないと思いますが・・・)観光客を狙う悪人のことは聞いてたのですが、このオーガニックスーパーから帰る途中で乗った地下鉄車内でスリ集団に遭遇しました!!

 

 

掟破りのトートバッグ

私は今回ソフトタイプのスーツケースと手持ちカバン(トートバッグ)でイタリアに行きました。トートバッグは正直言って海外渡航する方にはお薦めできないバッグですが、私の場合、何かあった時のためにノート型パソコンを2台持って行ったので仕方なく大きめのコレに。特に観光する予定がなく、訪問先も都心ではなく全て郊外だったのでまあいいかと。しかも昼間の空いている地下鉄では人がまばらなので安全と思っていました。とは言え、さすがに東京の地下鉄みたいに眠るとかは有り得ませんが。しかし、気づいたらもう夕方近くになっていました。ローマ市内には地下鉄は通っていますが、東京のように何本も入り組んでいる感じではないので場所によっては最寄り駅でさえも15分以上は歩く必要があります。行ったことない場所だと迷いながら行くのでそれ以上かかると。こんなことをしているとあっという間に時間が経ってしまうというわけです。

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プラスチックのイスでは硬いので眠りたくても眠れません・・・ 真ん中の棒って海外の地下鉄には必ずあるんですが、なぜ日本の地下鉄には無いんでしょうね??

 

 

スリ集団現る!!

夕方になると、気になるのが「スリ」です。案の定、東京の地下鉄ほどではありませんが、人と人が触れる位の混み方になってきました。そこでドアが締まる直前に乗り込んできた3人組(推定20代前半男性1名、推定10代女性2名)が明らかに獲物を狙っているようで東洋人(私)が持っているデカイ手荷物を早速、勝手に下からそうっと持ち上げたりしてきました!!なんか判りやす過ぎないか??と思いながら、とっさに自分の前で荷物を抱えて次の駅で降りたら(ちょうど下車駅だった)、その中の男が予想通りしつこく付いて来てちょっと遠目から当方の次の動きを見ています。人通りの多い通りだったので壁際に一旦立ち、混み合っていたので隙を見て別の方角に巻いて事なきを得ましたが、3人で連携してスラれてしまう人もいるんだろうなあと。

ボーっとしてたらホントに危ないです・・・ご注意のほどを!!

 

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【2014年夏イタリア訪問5】長靴のかかと、プーリア州で南イタリア料理に魅せられる


 

 

トスカーナ州フィレンツェ周辺での2つの農園を訪ねてオリーブ農園と言ってもオペレーションに関する考え方は色々だなあと実感しました。2日目の農園を訪問したらこの足で再びローマに向かわなくてはなりません。PM2時過ぎにトスカーナ州のオリーブオイル協同組合で搾汁設備の説明をしてもらってからフィレンツェ駅近くのレンタカー屋さんに車を返却に向かいます。全く観光はしていませんでしたが、ここで初めてフィレンツェの美しい街並みを目の当たりにします!!

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駆け足でここまで来たのでジェラートで一休み。風で溶けまくってますが・・・個人的には甘過ぎて都内の某ジェラート屋さんの方がさっぱりとして個人的には好みかなあ。

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ということでフィレンツェを後にして高速鉄道でローマに向かい、明日の早朝便でプーリア州に向かうためそのままレオナルド・エキスプレス(成田エキスプレスみたいな電車。ローマはレオナルド・ダビンチ国際空港とも呼ばれているため)でローマ空港近くのホテルに。明日は早朝の便でプーリア州に向かいます。

 

開放的でリゾートっぽいプーリア州

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※プーリア州は黄緑色の長靴のかかと部分

翌朝、20分遅れでバーリ(Bari)国際空港に到着すると訪問先のオーナーさんらが出口でにこやかに迎えてくれました。ここからアウトストラーダ(高速道路)に乗ってオリーブについて話しながら約1時間で農園につきました。

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現在進行中の案件なのでまたしても詳細は書けませんが、ココが今回一番訪問したかったオリーブオイル農園なのです。オーナーさんはお若いですが、しっかりとしたモノ作りをされているようで事務所も工場内もキチンと整理されていてイタリアのイメージを覆す(ステレオタイプの先入観でスミマセン)ものでした。ランチに行く前に早速テイスティングをさせて頂きます。実は1泊2日で訪問したのですが、明日の朝一番の飛行機でローマに戻るため到着した日に工場と2つある農園見学を何とか全部こなす必要があります。といってもイタリアでは20時位までは明るいので農園見学などは十分行えるのです。

 

 

初めての南イタリア家庭料理に大満足

ランチには訪問先の農園メンバーが良く行くプーリア州の典型的な家庭料理の店に行きました。プーリア州家庭料理の特徴は前菜にあります。前菜として小皿料理が何品も出てきてそれをみんなでシェアしてその後、パスタ、メインと頂きます。遅めのランチなのでディナーに備えて前菜、パスタのみにしました。パスタには耳(イタリア語:オレッキ)の形をしたプーリア州の伝統的なオレキエッテを選びました。中が少し窪んでいてトマトソースに絡みやすくて美味しいです。

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ところで実はイタリアの影響を受けてイタリア製パスタマシンを買うことを検討中!! (つづく)

★前回はコチラ!!

【2014年夏イタリア訪問4】トスカーナのオリーブ農園で頑固過ぎるオーナーに面食らう!!

 

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【2014年夏イタリア訪問4】トスカーナのオリーブ農園で頑固過ぎるオーナーに面食らう!!


 

 

さて今日は、今回のイタリア出張の主目的であるフィレンツェ郊外のオリーブ農園視察のことを書きます。人里離れたところなのでボローニャから鉄道でフィレンツェ入りしてからそのまま空港近くでレンタカーを借りました。ウェブで前もって予約しておいたのでスムーズでした。近くには競合他社カウンターもあり、観光客でごった返しています。借りたのはコレ。フィアットパンダのマニュアル。
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まずはナビを設定して予約していたホテルへ約10分ほどドライブ。そして翌日から2日間、いよいよオリーブ農園巡りが始まります。

 

制約の多いトスカーナのオリーブ農園の特徴は?

トスカーナ州ではようやくイタリアで初めて美味しいオリーブオイルに出会いました。アーティーチョークのような辛さ、甘さと辛さのバランスが良いものなど、人によって味の好き嫌いはあると思いますが、今までのように少なくとも品質が損なわれているような印象は無かった気がします。(気付かなかっただけだったりして・・・)2箇所訪問して伺った話をもとにトスカーナ州のオリーブ農園の特徴をまとめてみます。

 

1.オリーブの木が小さい

トスカーナ州のオリーブの木は後半で訪問したプーリア州(イタリアで一番オリーブオイルの生産の多い南イタリアの州)のものに比べて小ぶりだと言っていました。それは気候の違いが大きいとの説明でした。トスカーナ州の州都フィレンツェの緯度は日本では旭川あたりなのでかなり北に位置してます。といってもプーリア州もイタリアでは南部ですが青森県位の緯度で冬はコートが必需品のようです。50年前の寒波ではトスカーナ州のオリーブの木は相当ダメージを受けたもののそれでも生き残ったものがこうして実をつけていると話していました。一つの木にできる実の量はトスカーナ州:約25kgに対してプーリア州:約100kgと約4倍もの差があるようです。
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2.木が生育しているところが山の斜面が多い

トスカーナ州はイタリアを南北に連なるアペニン山脈や丘陵地帯が多いためか、山の斜面でオリーブ木が生育している場合が多かった。実は人の手で収穫しているそうです。実を落とすために機械で木を振動させたりするらしいので土地が斜面になっていることで生産効率も落ちるのではと思います。ちなみにこの農園では馬が斜面で暮らしてました。斜めになってて馬も生活が大変じゃないのかなと心配になったり。
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オリーブ農園オーナーのココが頑固!!

トスカーナ州のオリーブ農園の方は皆さん上記のような地形的ハンディキャップを認識し制約の中で自分のやり方を貫いていらっしゃいます。でも「それで良いのかなあ??」と思うことも多々あったりしました。2カ所目に訪問した農園での話を書きます。

1.摘み取りから搾汁まで48時間以内って長くないか?

2カ所目に訪問した農園ではオリーブの木とタンクを見せてくれました。で、実を搾汁する機械はどこなの?と聞くと何となくやっぱりそれ聞くのね?的な雰囲気で別のところだと言います。ランチ後に車で10分位のところに連れていってもらいましたが、そこはトスカーナ州のオリーブ農業協同組合で要するに搾汁設備を持たない組合員が収穫の時期になると各自実を持って搾汁しに来て朝から夜中まで機械が稼働しまくっているそうです。そのための待合室までありました。搾汁は同じ時期に集中するので待ち時間が発生するわけですが、更に機械の故障とかがよくあるらしく、そうすると余計に時間がかかると。これで48時間以内という長い時間の理由がわかりました。通常、せいぜい摘み取ってから24時間以内には搾汁が基本で、そうしないと摘み取った実がどんどん酸化して味が悪くなってしまうのでそういう意味ではこのオペレーションは心配です。
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2.搾汁タンクの中が窒素充填されておらず液面に蓋をしただけだった

貯蔵タンクを見せて貰ったんですが、ステンレスの上蓋を開けてその次に液面を覆う落し蓋みたいなのが見えます。酸化予防のために窒素などで充填しておかないのか聞いたら、結構言われたくないことに触れたらしく、そんなことは必要ない、液面を全部落し蓋で覆っているんだからこれでいいんだ全く問題ないと。
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2013年摘みのオリーブオイルを口に含んだら苦味などあまりなくまろやかでオリーブオイルに慣れていないお客様からもご支持頂けそうで正直言ってこれはこれで美味しいです。酸化してそうな感じも確かにないです。でも48時間以内搾汁とかタンクの管理などの酸化を避ける取り組みを見るとかなり心配だなと。

 

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【2014年夏イタリア訪問3】ボローニャで見た絶景ひまわり畑と絶品スイーツ

★次回はコチラ!!

【2014年夏イタリア訪問5】長靴のかかと、プーリア州で南イタリア料理に魅せられる

 

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【2014年夏イタリア訪問3】ボローニャで見た絶景ひまわり畑と絶品スイーツ


 

 

初めて乗車したローマからボローニャに向かう高速列車(日本でいえば新幹線に相当する)は若干揺れを感じるものの快適です。ただ日本の新幹線との違いはローマ駅で思ったようにビジネスマンらしき人が殆ど乗っていないこと。ローマを出て途中フィレンツェに停まるとようやく20分以上遅れてボローニャに到着しました。イタリアでは列車の遅れは寛容で飛行機と変わらないノリです。

 

イタリアらしい美しい風景

無理言って本来はお休みの土曜日の朝に訪問先の担当者にホテルまでピックアップに来て頂き車でオフィス兼工場のあるボローニャ郊外まで向かいます。途中でひまわり畑が続く道で結婚式を挙げているカップルを見つけ、昨年、結婚した担当者のCさんがクラクションを鳴らして祝福します。企業のCMとかで使えそうなイメージ。一瞬の出来事でその写真を撮り損ねた直後の写真がコチラ。(実際は新郎新婦も撮影する位の大パノラマだったのですが私の写真のテクが・・・)
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※昔、日本の大企業のイタリア法人で働いていたこともあり、日本人の感覚を理解するCさん。若干、中川家の礼二(弟)似 ww

その工場の詳細については現段階ではまだ明かせずスミマセン・・・

 

 

ボローニャ滞在で気付いたこと

1. スイーツに外れなし

滞在先の近所のスーパーで買ったティラミス、チョコレートドリンク(画像なし)や、夜ドルチェで食べたパンナコッタはどれも美味しくてレベル高いなと。さすがイタリア!!ところでそのスーパーに見慣れたお菓子発見!!これどう見てもポッキーです。でもMIKADOって書いてある。グリコのサイト調べたらヨーロッパでは名前を変えているらしい。でもよりによってMIKADOって・・・味は完全にポッキーそのものでした。
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2. 欲しいものになかなか辿りつけない

ランチは新婚のCさんに遠慮して昼過ぎにホテルに戻り、メールチェックをします。が、電源が切れそうなのでフロントで借りようとしたら無く、雑貨屋で買ったらどうか?と言われ買いに出ます。いわゆるコンビニは1件も無く、探している商品によってタバコ屋さん、雑貨屋さんなどの専門店で買う必要があります。今回訪問した雑貨屋さん(中国人の家族経営の店。この手のは多いようです。)に英語でコンセントのアダプターを聞いてもイタリア語と中国語しか話さないので絵を描いてその商品を買いました。やれやれとホテルに戻ってアダプターを装着するもうまくハマりません。恐らく商品を間違えて購入してしまったと確信して再度、買い直しに。今度はもう少し歩いて別の店で聞いてみます。お店の人はすぐにアダプターを見せてくれましたが、それは最初の店で買ったものと同じ形のもの。強い力でアダプターに突っ込んで使うようでした。まあ、同時に幾つも充電する必要があったのでこの店でもう1つ購入(約150円位)してホテルに戻り、無事に充電しました。結局、このネタで2時間は無駄にしてランチは食べられませんでした。

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3. 英語が通じない

私の英語力もあると思うのですがさっきの中国人雑貨屋さんでは中国語とイタリア語しか話さず、夜ふらっと入ったリストランテではイタリア語しか話さず、No Englishと言われ、ボローニャ駅でもイタリア語でまくしたてられた。そこら辺で英語で質問しても意外に通じないことが多かった気がします。英語圏の外国人が日本に来て困るってこういうことなのかも。でもボローニャの後で行ったどのオリーブ農園の農家の方が英語で意思を伝えている(自分達の商品を外国に売り出したいという思いがそうさせるのだろうが。)ことはそういう意味では凄いことなのかもしれない。

 

4. オリーブオイルの安定感(→これネガティブな意味で)

ボローニャに限らない問題なんですが、普通のホテルの朝食、ホテル近所のリストランテで出てきたオリーブオイルはどこも相変わらず美味しくありません。しかも不味さがどこに行っても一定なのが凄い!!もしかして自分の感じ方がおかしいのではないか?と錯覚してくるから恐ろしや・・・。ボローニャの次はいよいよオリーブ農園巡りなのでそこでは間違いなく良いオリーブオイルに巡り会えるハズと信じて。(つづく)

 

★前回はコチラ!!

【2014年夏イタリア訪問2】レストランの悪いヤツに気を取られ大変なことに!!

★次回はコチラ!!

【2014年夏イタリア訪問4】トスカーナのオリーブ農園で頑固過ぎるオーナーに面食らう!!

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【2014年夏イタリア訪問2】レストランの悪いヤツに気を取られ大変なことに!!


 

 

イタリア訪問初日は無事に訪問先と商談をし、翌日は予備日でローマから次の目的地ボローニャまでの移動日でした。初日はローマ郊外の訪問先だけだったのでいよいよ、ローマの中心部に入って行きます。ローマは観光地だけあってそこに集まる観光客を狙って悪い人たちが目立ちますね。それはローマに限らず世界の観光地でよく見る風景かもしれませんが、ホントはそういう人はいない方が良いわけでその点、日本で、観光で来日している外人に日本人が英語で話しかけてお金を騙し取るって話は聞いたことがないです。そんなことする勇気があればもっと他に人のためになることができるに違いありません。

 

ローマ・テルミニ駅の自動券売機周辺で見た「悪いヤツ」

ボローニャ行きが出ているローマ・テルミニ駅(日本でいうと東京駅)に地下鉄で向かいました。観光の街なのでスーツを着たビジネスマンが殆ど居ないのが東京駅との最大の違いでしょうか。チケットは自販機と有人窓口があるのですが、不慣れな観光客は列の長い有人窓口に何の疑問も持たず並んでいるようです。一方、自販機の方は割りと空いているのでクレジットカードがあればすぐ買えます。良かった良かった、と思いきや・・・ココにも悪いやつがいます。自販機のタッチパネルを見てるとどこ行くんだとか言いながら横から手を出そうとするヤツが!!これも放っておくと勝手に世話を焼いて多額の報酬(と主張する本人は)を請求するようです。状況を良く判断しないと危険ですが「余計なことするな、関係ないだろ!!」とあえて日本語でまくし立てたら退散していきました。でも別のヤツがまた同じように・・・ちなみにこの画像の真ん中位にある箱が自動券売機です。駅構内の至る所にあります。

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ローマ・テルミニ駅のカフェテリア方式イタリア料理の◯と☓

鬱陶しい世話焼きから逃れてようやくイタリア2日目のランチです。本当は美味しいお店や、オーガニックカフェなどを調べて予約して訪問してそのレポートをしたいと思ったのですが、時間の関係でなかなかそうも行かず、2日目のランチは出発前にローマ・テルミニ駅にあるカフェテリア方式のイタリア料理で食べることに。好きな料理を取ってレジで精算するアレです。選んだのは、これからボローニャに行くというのにボローニャの伝統的料理で日本でもミートソースでお馴染みのボロネーゼタリアテッレ(麺は日本のようにスパゲッティーではなく、太いものを使うようです)とモッツァレラチーズサラダ。

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値段はこれに炭酸水付けて約11€位なのでそんなに安くはないです。味はまあイケますので急いでる時はアリかなと。で、気になるのがどのレストランでも必ずチェックしているオリーブオイル。今回もサラダに少し掛けて味見をしてみます。うーん、昨日のローマ郊外で訪問先の会社の方に連れて行って頂いたお店のオリーブオイルと同じ味。安定して美味しくない・・・写真を取っておらずすみませんが、パッケージから朝、ホテルの近所でチェックしたスーパーに並んでいたオリーブオイルのどれかのような気がします。

首をかしげながらしつこくチェックしてたら何とせっかく予約したボローニャ行きに乗れませんでした!!ローマ・テルミニ駅の「悪いヤツ」はカフェテリアにもいました。(幸い、無料で次の高速列車に変更して貰えました。)(つづく)

 

★前回はコチラ!!

【2014年夏イタリア訪問1】オリーブ農園訪問前に日本で仕込んだ2つ

★次回はコチラ!!

【2014年夏イタリア訪問3】ボローニャで見た絶景ひまわり畑と絶品スイーツ

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【2014年夏イタリア訪問1】オリーブ農園訪問前に日本で仕込んだ2つ


 

 

何回か訪問中にもエントリーしましたが、あらためまして6月25日から7月4日までイタリア(ローマ、ボローニャ、フィレンツェ、そして長靴のかかとにあたるプーリア州のバーリ周辺)を訪問してきました。メインはオリーブ農園です。

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イタリア・オリーブ農園訪問の事前仕込み

イタリア出張に伴い、オリーブオイルの知識を増やすために日本でオリーブ生産の有名な小豆島に日帰りで行き、東京でオリーブオイルのテイスティング講座を受講することにしました。結果的にこの2つは事前に学んでおいて本当に良かったと思っています。

 

その1:日本でオリーブオイルといえば小豆島

二十四の瞳の舞台で有名な香川県・小豆島は日本でも有数のオリーブ生産地です。オリーブの実は晩秋から初冬にかけて摘み取りのシーズンで今は丁度花が咲いた後になるのですが、日本でオリーブの木がどうやって生育しているのか、現場を予め見ておいてイタリア訪問の際の経験値を高めたいと考えました。朝イチの飛行機で高松に飛んで高松からはフェリーで45分~60分。実質5時間位しか滞在できませんでしたが、小豆島オリーブ公園に生育しているオリーブの木を中心に効率よく見て回ります。既にイタリアか?!と間違えそうなこの画像は実は小豆島のオリーブです!!

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小豆島で最もポピュラーなミッションというアメリカ産スペイン系品種です。

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オリーブは摘み取ってからはどんどん酸化してしまうのでいかに手早く、搾汁するかがキモなのです。そんな中、かつて圧搾に使用されていた石臼が展示されていました。石臼で挽いていると空気に触れる面積も多くなるので酸化しやすく、更に石臼の摩擦による温度上昇も免れません。恐らく、昔より今のほうがオリーブオイルの品質は上でしょうね。

 

その2:オリーブオイルテイスティング

東京で日本オリーブオイルソムリエ協会のジュニアオリーブオイルソムリエ講座を受講してテイスティングの勉強をしました。2日間で約20種類のオリーブオイルのテイスティングをして例えば味が劣化してしまったオリーブオイルの味はわかるようになってきた気がします。しかし、知れば知るほど奥が深いですね、、、オリーブオイルは。ところでオリーブオイルのことが書かれている日本の本がまた、殆ど無いので洋書の専門書を2冊、Amazonで買って読んでみましたが、なかなか手強いです。下の画像は左上から時計回りにオリーブオイル。それ以外は別の植物からなるオイル!!

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本当に行けるのか怪しかった出発日

徹夜で仕事やら荷造りやらをして大慌てで6月25日の成田発ローマ行アリタリア航空直行便の搭乗手続きを済ませたのは良いのですが、機材故障のためフライト時間の13:15になっても搭乗口のゲートが開かず、フライトがキャンセルになってしまいました。しかし、他社便に振り替えて予定より3時間遅れで会社を訪問することができました。

こうしてドタバタしましたが、イタリア訪問が幕を開けたのでした。(つづく)

★次回はコチラ!!

【2014年夏イタリア訪問2】レストランの悪いヤツに気を取られ大変なことに!!

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