妊婦さんがカフェインを絶対避けたほうがいいという世界の医学論文まとめ


 

カフェインとはどんな物質なのか?

カフェインはアルカロイドの一種で「カフェ」とはコーヒー類に含まれていることから名付けられ、強心・興奮作用をもたらすのが特徴です。カフェインはコーヒー豆以外にも、マテ茶を含む茶葉、カカオ豆、ガラナなどに天然に含まれている食品成分です。コーヒーや茶葉から抽出されたカフェインはコーラの苦味料(食品添加物で苦みも重要な味の要素)として使用されています。また、2004年まではドーピング禁止薬物の中にカフェインが含まれていました。

カフェラテにもカフェインは入っています。

カフェラテにもカフェインは入っています。



カフェインのヒトへの影響について

食品中のカフェインが人に与える影響については食品安全委員会が管轄しています。食品安全委員会とは、国民の健康の保護が最も重要であるという基本的認識の下、規制や指導等のリスク管理を行う関係行政機関から独立して、科学的知見に基づき客観的かつ中立公正にリスク評価を行う内閣府に設置された機関です。

平成23年3月31日食品安全委員会作成のファクトシート「食品中のカフェイン」には以下のように書かれています。

・・・カフェインについては、自ら行う評価の案件としては見送るが、国内においてカフェインを含む食品による過剰摂取や妊産婦及び子供への影響を懸念する意見があることから、情報収集を行い、リスクに関する情報を提供することが重要である、としたところです。このため、今回、このような形で国内外の情報を収集・提供していますが、今後も情報収集を継続していきます。

つまり、「カフェインがどう良くないかは日本では公式には述べない。海外からの情報を紹介するのでそれを見て各自判断してくれ」ということのようです。

海外からの情報とは
  • 1日摂取許容量(ADI)のような「健康への悪影響がないと推定される摂取量」は設定されていない。
  • 一般的な急性作用としては中枢神経系の刺激によるめまい、心拍数の増加、興奮、不安、震え、不眠症、消化管系の興奮状態が下痢、吐き気をもたらすことがある。
 

妊婦さんがカフェインを摂ったらどうなるのか?

日本では公式には言及されていないのでここ数年で発表されてきた海外の研究論文を幾つかご紹介することで纏めてみたいと思います。

2008年10月イギリス・レスター大学&リーズ大学の論文

イギリスの大学が母体によるカフェイン摂取が胎児の発育遅延に関係があるかを調査した報告書が2008年11月に発表された。実験は2,635人もの妊娠8-12週間の妊婦さんを集めてイギリスの2つの大きな病院で行われた。受胎前4週間から妊娠中にかけてカフェイン評価方法を使ってカフェイン摂取量の数値化が慎重に行われた。カフェイン負荷試験の後に唾液から採取したカフェインを測定することによってカフェイン半減期が決定された。喫煙とアルコールの有無は自己申告してもらい、唾液のコチニン(ニコチンが体内で変化してできる物質)濃度を測定した。

カフェインは自由に直接胎盤を通過し、200mgのカフェインを摂取した場合に胎盤の血流が25%減ることが判った。胎盤・胎児にはカフェイン代謝に必要な酵素がないので自分自身で分解排出できず、母体のカフェイン代謝に頼っている。妊娠中のカフェイン消費は胎児発育遅延のリスク増加と関連していた。具体的には1日のカフェイン摂取量によって胎児発育遅延のリスクが3通り考えられる。リスクが高まる具体的なカフェイン摂取量は明らかになっていない。

 
  1. 100-199mgの場合、カフェイン摂取が<100mgの場合の1.2倍
  2. 200-299mgの場合、カフェイン摂取が<100mgの場合の1.5倍
  3. >300mgの場合、カフェイン摂取が<100mgの場合の1.4倍
妊娠を考えている女性に対して受精前に全ての飲食物からのカフェイン摂取を減らすよう提案する。妊娠が確認されればカフェイン摂取を止めるか、減らす努力をすべきである。

2013年2月スウェーデン・デンマーク・ノルウェーの学者による論文

妊娠中のカフェイン摂取について以下のように言っています。

 
  • カフェインは自由に胎盤バリアを通過し、胎児はカフェインを分解排出する酵素を持っていない。カフェイン代謝物質が胎児の脳に蓄積することがわかった。
  • 2005年に北欧の専門委員会は、カフェインの大量摂取は胎児に害を与えるかもしれないと結論を下した。
 

※参考までに2010年8月アメリカ産婦人科学会の報告書

アメリカの例を見てみようとアメリカ産婦人科学会の報告書を見ましたが、「よく判らなかったのでまだ結論は出せない」という先送り感が満載で(-_-;)これでは何も言っていないのと同じですね(笑)

 
  • 200mg未満/日の緩いカフェイン摂取は流産、早産の主な要因ではないように思われる。
  • 子宮内胎児発育遅延とカフェインの関係は依然としてはっきりしていない。
  • カフェインの大量摂取と流産との間に相関性の有無について現時点では最終的な結論を出すことはできない。
 

よってまとめると・・・

これらの海外の論文を見ても判るように少なくとも妊娠中にカフェインを摂取すると以下の状況が考えられますので妊娠中はカフェインを避けた方が賢明です。

 
  • カフェインは母体から胎盤を通過して胎児へ運ばれる。200mgのカフェイン摂取の場合に血流の25%低下が見られ、胎児発育遅延のリスクが高まる。
  • 胎児は運ばれたカフェインを分解排出する酵素を持っていないので母体に委ねている。また、カフェイン代謝物質が胎児の脳に蓄積する。
  • 2005年に北欧の専門委員会は胎児に害を与える可能性があると結論付けた。
最後に!

カラダを気遣う意識の高い妊婦さんはカフェインを避けています。
しかし、どうしてもコーヒーが飲みたいという方にバカ売れしているのがイタリア産ノンカフェインコーヒー風有機大麦飲料「オルゾ」。日本の麦茶よりも香ばしい味で、濃い目に入れてミルクを入れて飲むとより一層美味しいです。
定期購入されるお客様も増えています。
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参考までに更にこちらもどうぞ!!
どうして日本では「カフェインレスコーヒー」が浸透していないのか各方面に徹底取材してみた。
http://www.bioissimo.jp/blog/1277/

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