ペットボトル入りのオリーブオイルってアリなの?! | オリーブオイルソムリエ&マスターオーガニックコーディネーターの「ビオイッシモ」

ペットボトル入りのオリーブオイルってアリなの?!

オリーブオイルで一番重要なことは品質ですが、中身を高品質な状態に保つためには容器の材質も重要なのです。パッケージ次第ではオリーブオイルの劣化が早まってしまう可能性もあります。出典:OLIVE OIL TIMES

 

 

 

 

 

オリーブオイルの光や空気を遮断する容器

カリフォルニア大学デービス校オリーブオイルセンターが発表した報告書によれば最も効果的なパッケージ条件は以下になるとのこと。

◾ダークガラス
◾ステンレス
◾コーティングされた板紙やバッグインボックス

確かにスーパーのオリーブオイル売り場に行くとダークガラスは主流です。ステンレスについては酸化しにくいという理由でオリーブ農園で搾油したオリーブオイルを貯蔵しておくタンクの材質にも使われています。コーティングされた板紙、バッグインボックスとは箱(box)の中に袋(bag)が入っていて蛇口をひねれば中から液体が出てくる梱包形態でワインなどで見掛けたりします。酸化ご法度のワイン容器に採用されている位なのでオリーブオイル向け保存方法としても優れているのだろうと納得。ところでスペインでも以下の理由で紙パック入りオリーブオイルが好まれているようです。

伝統的な缶やガラス瓶、ペットボトルと比較して消費者にとって;
◾持ちやすい。
◾蓋を開けて注ぎやすい。
◾見た目も良い。

製造メーカーにとっては;
◾紙パック全面に高品質の印刷を使えること
◾紙パックの8面体がスーパーの棚でひと目を引くこと

 

オリーブオイルの劣化を促進させる容器

一方、オリーブオイルの劣化(酸化)を促進させてしまう容器として以下が挙げられている。

◾透明ガラス
◾プラスチック容器

透明ガラスは完全に容器を覆ったラベルまたは瓶を覆う追加カバーなしでは光酸化を避けられないとのこと。ちなみにオリーブオイルに光を通しまくったら究極の話、どうなるかはコチラ!!
透明ガラスもプラスチックもスーパーなどでたまに見ます。イタリアでもかなりデカいプラスチック容器に入ったオリーブオイルもたくさん販売されていました。透明ガラスがダメな理由は言うまでも無いのですが、プラスチックについては同様に透明である以外にも光、熱、あるいは水分から十分な保護を提供するには多孔質(細胞レベルで目に見えない穴が多い。)であることが挙げられます。また、プラスチックの小さな分子がオイルに漏れて品質低下を招く可能性もあるとのこと。

 

パッケージからそのブランドのオリーブオイルへの愛情が見える

ほとんどのサプライヤーは消費者の好みという理由でガラス容器を使用し続けていますが、人目を惹きやすい紙パックやステンレスを使う場合も出て来ており、いずれにせよオリーブオイル保存の点では適していると言えます。一方、透明な容器やプラスチック容器(ペットボトル)に入れて売っているようなオリーブオイルは保存の点においては好ましくないので購入の際に注意が必要です。