オリーブの搾りかすがこんなに有効活用されている!! | オリーブオイルソムリエ&マスターオーガニックコーディネーターの「ビオイッシモ」

オリーブの搾りかすがこんなに有効活用されている!!

オリーブオイル自体の食用以外の面白い使いみちについてはコチラでご紹介しましたが、今度はオリーブオイルを製造した後に出てくるオリーブの搾りかすの使いみちについてまとめてみました。そういえば以前、イタリアの出張先で訪問した搾油場でも搾りかすは肥料用になっていると説明していたのを思い出しました。

 

 

 

 

1.ディーゼル燃料にする
仙台市が実施したオリーブオイル、サラダ油、ごま油などの液状の植物油を回収してバイオディーゼル燃料にする案件。但し、凝固剤で固めた油やラードなどの動物性油、マーガリンなど常温で固体の油脂、食用以外の油、汚れのひどい油は回収しないとのこと。そういえば都内(目黒区自由が丘周辺)にも天ぷらなどに使用された植物性の廃食用油のリサイクル燃料を使用したサンクスネーチャーバスという無料バスが走っています。

 

2.コンクリート原料にする
スペイン・グラナダ大学の研究者がオリーブのバイオマス燃料の灰からコンクリートを製造できるという話。もともとコンクリートには実は色んなものがリサイクルとして混ぜられることが多く、それらは溶融スラグ(産業廃棄物や下水汚泥の焼却灰等を高温で溶かしたものを冷やして再び固形にしたもの)と呼ばれています。

 

3.発電のための燃料にする
オリーブオイルの生産過程で発生する廃棄物(オリーブの種、皮)を有効利用して発電している。廃棄物を乾燥させ、顆粒状にしたものを燃焼させてコジネレーション(設備から出てくる排熱を利用して動力・温熱・冷熱を取り出して再利用してエネルギー効率を高める、新しいエネルギー供給システムのひとつ。例えばゴミ焼却場から出た余熱を利用してその隣に温水プールがあったりします。)

 

4.オリーブハマチの餌にする
日本のオリーブオイルの里である小豆島がある香川県。オリーブハマチとはそんな香川県特産のオリーブの葉の粉末を添加した餌を20日間以上与えた養殖ハマチのことをいいます。(オリーブの実じゃなく葉っぱですみません。)ウェブサイトによればオリーブの葉には抗酸化作用の強いポリフェノールの一種「オレウロペイン」が豊富に含まれており、オリーブの葉粉末を添加したエサでハマチを飼育すると、酸化・変色しにくい肉質へ改善され、さっぱりとした味わいが得られるとのこと。先日、このハマチを使った寿司を食べたら旨みを感じました!!

 

5.オリーブ牛の餌にする
同じく香川県特産のオリーブ牛は絞り果実を乾燥させてものを与えて育てた讃岐牛を指します。オレイン酸を豊富に含むことで知られているオリーブ。 その、オリーブ搾り果実を黒毛和牛に与えることにより「讃岐牛」の品質・美味しさの向上を目指しているとのこと。牛肉(特に赤身肉)にオリーブオイルを掛けて食べると美味しいのでエサに混ぜたら美味しい牛肉になるんだろうなあと想像できます。